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2017年4月クール テレビ番組視聴質ランキング

要点

  • 1位はNHK大河ドラマ『おんな城主直虎』、2位はNHK土曜時代劇『みをつくし料理帖』、3位はTBS日曜劇場『小さな巨人』と、
    トップ3はいずれもドラマ
  • ランキングの半数以上にあたる11本が土日の番組
  • 男女別では、男性はスポーツ番組、女性はトーク番組やドキュメンタリーなど人間の内面に迫る番組に注視

 

 

1位はおんな城主直虎、トップ3はドラマが独占、じっくり見られる土日は視聴質が高い

年に2度の番組改編期の一つにあたる4月は、各放送局で続々と新番組が始まります。この時期どのようなテレビ番組が注視されたのか、TVision Insights (以下TVision)が計測した視聴質データを基に「2017年4月クール テレビ番組視聴質ランキング」を作成しました。

 

 

テレビ番組視聴質ランキング(個人全体)

※VI値・AI値についてはページ最下部の「データについて」をご参照下さい

 

 

本ランキングでは、VI値とAI値をかけあわせた「VI値×AI値」の高い順に順位づけしました。これは専念視聴度合いであり、数値が高いほどその番組がよく見られていることを示します。

以下、上位の番組にはどのような特徴があるのかを見ていきます。

 

視聴質では直虎が圧勝。全体の8割がプライムタイム、トップ20のうち9本がドラマ

2017年4月クールの番組視聴質ランキングは、全体の9番組をドラマが占め、次いでバラエティーが7本という結果に。16番組がプライムタイム(19~23時)に集中しています。

トップ3は、いずれもドラマでした。1位は、全番組中唯一「VI値×AI値」が2.00を超えたNHK総合の大河ドラマ『おんな城主 直虎』(「VI値×AI値」=2.19、以下かっこ内の数値は「VI値×AI値」)。2位はNHK総合の土曜時代ドラマ『みをつくし料理帖』(1.94)、僅差で3位にTBS日曜劇場『小さな巨人』(1.93)がランクインしました。

VI値、AI値別でみると、VI値が高いのはバラエティー番組に多く、AI値が高いのはドラマという傾向が。バラエティー番組は複数人数で視聴され、ドラマは長時間画面に注視される傾向があることもわかってきました。

 

『おんな城主直虎』は滞在度が高く、『みをつくし料理帖』は注視度が高い
番組ごとの特徴としては、『おんな城主 直虎』はVI値トップ(VI値=1.67)に対し、『みをつくし料理帖』はAI値でトップ(AI値=1.46)。同じドラマでも視聴態度はやや異なるようです。

 

 

土日の夜は視聴質高め。複数人数でテレビを楽しむ傾向

トップ20のうち11番組が、土日の番組となりました(NHK総合の連続テレビ小説『ひよっこ』を除く)。

ドラマ以外では4位に日本テレビ『世界の果てまでイッテQ!』(1.67)、9位にNHK総合『ブラタモリ』(1.58)、18位に日本テレビ『ザ!鉄腕!DASH!!』(1.50)がランクイン。

日本テレビの日曜日夜といえば、18時台の『笑点』から22時台の『おしゃれイズム』まで、幅広い人気を誇る長寿番組が集う時間帯として有名ですが、今回のランキングの中ではその中から上記の2番組がランクインしました。全体的に、上位にランクインしている土日の番組はAI値よりもVI値の高さが突出していて、複数人数で視聴している傾向がうかがえます。

 

 

男性はスポーツ番組、女性は人間の内面に迫るトーク番組・バラエティー番組に注目

以下に示した男女別のデータでは、男性ではテレビ東京『さまスポ』(1.91)が3位に浮上、18位にNHK総合『サタデースポーツ』(1.55)がランクインとスポーツ番組への関心が高くなっています。

一方、女性のトップ20はうち10本がドラマと、ドラマへの関心の高さは圧倒的です。6位にTBS『サワコの朝』(1.69)、11位にフジテレビ『ザ・ノンフィクション』(1.57)など人間の内面に迫る番組が入っているのも、男性とは違う点です。

 

 

テレビ番組視聴質ランキング(男性全体)

 

テレビ番組視聴質ランキング(女性全体)

 

データについて

 

  • 視聴質を示す数値
    VI値(滞在度­=Viewability Index)
    テレビの前に人が滞在している度合いを示す。数値が高いほど、テレビの前の滞在人数が多く、滞在時間が長い。
    AI値(注視度=Attention Index)
    テレビ画面に人の顔が向いているかを示す。数値が高いほど、画面を注視した人数が多く、注視秒数が長い。

  • データの収集方法
    関東800世帯(2017年8月現在)の一般視聴者宅に人体認識アルゴリズムを組み込んだKinectセンサーを設置し、顔認証システムを用いてテレビの前に人がいるか、視聴者の表情、番組のどこで画面に注目したかといった視聴態勢を判断・計測しています。2015年6月より計測スタートし、2017年8月現在、地上波6局7チャンネルの全番組について、毎秒レベルで視聴質の計測を行っています。 
  • 注釈
    ・対象番組は2017年4月3日(月) ~7月2日(日)に放送された番組のうち、6回以上放送があっ
    たものです。
    ・延べ接触人数が20人未満の番組は除外しています。
    ・小数点3位以下は四捨五入しています。

 

 

次回(11月中旬公開予定)は、「2017年7月クール テレビ番組視聴質ランキング」を掲載する予定ですので、ご期待下さい。

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