2019/1/17掲載

第69回紅白歌合戦、最高視聴質はDA PUMP「U.S.A.」

同時間帯の視聴質ランキングでは昨年と同様、テレ東「孤独のグルメ」が1位に!

2018年12月31日、平成最後の第69回NHK紅白歌合戦が放映されました。TVISION INSIGHTS株式会社(以下TVISION)では紅白歌合戦放映中の、毎分視聴質を計測。どのアーティストやどの場面で人々がテレビの前に滞在し、テレビの画面を注視していたかを解析・数値化しました。

最高視聴質はDA PUMP。AKB48、米津玄師にも注目が

紅白歌合戦毎分視聴質(個人全体)

第69回NHK紅白歌合戦全体の番組視聴質(VI値×AI値)は1.90、年末年始のテレビ番組(2018年12月29日~2019年1月3日、関東地上波6局で19:15~23:45に放送された番組+CM)の視聴質平均(ノーム値)1.78と比べて高い数値となっています

放映時間4時間30分の中で最も視聴質(VI値×AI値)が高く、たくさんの人がテレビ画面に釘づけになったのは、後半のトップバッターDA PUMP「U.S.A.」21:01で2.95。次いでAKB48「恋するフォーチュンクッキー」で21:11に2.73でした。3番目に高かったのが全出演者の歌唱シーンを一つの映像にまとめた「第69回NHK紅白歌合戦・ハイライト」23:40で2.72でした。

前半の視聴質のピークは、星野源扮するおげんさんによる音楽トーク番組『おげんさんといっしょ』とのコラボ企画が(図表② 20:40)2.24。続いて歌唱に入った星野源「SUN」が2.20でした。Eテレの人気キャラクターたちと紅白歌手たちによる特別企画で、米津玄師が手がけたNHK2020応援ソング「パプリカ」が2.16で前半3番目の盛り上がりとなりました。

後半は、米津玄師「Lemon」を地元徳島から中継し(図表③ 22:57)2.40まで上昇しました。紅白が初の生歌披露となり話題を集めました。昨年と違ったのは、番組ラストの最終結果発表と出演者が終結して合唱する「蛍の光」でも数字が伸び2.28(図表④ 23:44)を記録しました。

その他特別企画では、サザンオールスターズ「勝手にシンドバッド」が2.45(23:38)と高い数値を記録しました。

 

紅白アーティスト別ランキングでもDA PUMPがトップ!ダンスが視聴者の注目を集める?

歌唱シーン平均視聴質ランキング(個人全体)

順位 白組出演者 視聴質
VI値×AI値
1 DA PUMP 2.84
2 米津玄師 2.32
3 星野源 2.18
4 福山雅治 2.06
5 郷ひろみ 2.05
(注)歌唱シーンの視聴質を抽出。複数局の場合は平均値を算出。
順位 紅組出演者 視聴質
VI値×AI値
1 AKB48 2.58
2 いきものがかり 2.19
3 松任谷由実 2.17
4 欅坂46 2.11
5 天童よしみ 2.10
(注)歌唱シーンの視聴質を抽出。複数局の場合は平均値を算出。

歌唱シーンのみにフォーカスした場合、白組の視聴質トップ3は、2018年『ダサかっこいい』で再ブレークしたDA PUMP「U.S.A.」が2.84、米津玄師「Lemon」が2.32、そして星野源「SUN」2.18がトップ3となりました。

紅組では、AKB48がトップで2.58。国内各グループから選抜された16人に加え、タイ・バンコクで活動するBNK48のメンバー16人が出演し、総勢32人で「恋するフォーチュンクッキー」を熱唱しました。2位は2018年11月に活動を再開したいきものがかりで2.19。そして3位が「私が好きなユーミンのうた〜紅白スペシャル〜」と題され、本番までどの楽曲が歌われるかわからなかった松任谷由美で2.17でした。1曲目の「ひこうき雲」では別のスタジオから中継され、2曲目の「やさしさに包まれたなら」ではサプライズで会場に登場する演出が話題となりました。

今年も紅白ともに、ダンスが特徴的なアーティストの視聴質が高く、テレビCMでも、ダンスを取り入れたものは高いAI値(注視度)を記録する傾向があり、その傾向が現れたといえます。

 

「孤独のグルメ」が2017年に続き紅白に勝利! 生ドラマの強み生かす

同時間帯番組視聴質ランキング(個人全体)

順位 時間 番組名 視聴質
VI値 AI値 VI値xAI値
1 テレビ東京 22:00 – 23:30 孤独のグルメ大晦日スペシャル京都・名古屋出張編 1.60 1.56 2.51
2 NHK 19:15 – 23:45 第69回NHK紅白歌合戦 1.64 1.16 1.90
3 TBS 18:00 – 23:55 SASUKE2018&WBOSフライ級王座決定戦 1.62 1.14 1.85
4 フジテレビ 18:00 – 23:45 RIZIN.14 1.23 1.24 1.53
5 テレビ東京 23:30 – 00:45 東急ジルベスターコンサート2018-2019 1.27 1.16 1.47
6 テレビ朝日 18:00 – 00:30 よゐこの無人島0円生活スペシャル 1.21 1.15 1.39
7 日本テレビ 18:30 – 00:30 ガキの使い笑ってはいけないトレジャーハンター24時 1.31 1.05 1.37
8 Eテレ 21:20 – 23:45 クラシック・ハイライト2018 1.66 0.77 1.29
9 テレビ東京 16:00 – 22:00 第51回年忘れにっぽんの歌 1.27 1.00 1.27
10 Eテレ 19:00 – 19:55 第9ナイン・ストーリーズ 1.44 0.81 1.17
(注)2018年12月31日NHK紅白歌合戦の放送時間帯に放送された30分以上の番組を抽出。

同時間帯に他局で放送されていた番組の中では、テレビ東京『孤独のグルメ 大晦日スペシャル』がVI値×AI値=2.51と、紅白歌合戦よりも高い視聴質を記録しました。

同番組は、昨年と同様ドラマの最後で生放送に切り替わり、井之頭五郎を演じる松重豊とゲストに伊東四朗を迎え2018年大晦日の食べ納めをする展開でした。

データについて

  • 視聴質を示す数値
    ・VI値(滞在度=Viewability Index)
    テレビの前に人が滞在している度合いを示す。数値が高いほど、テレビの前の滞在人数が多く、滞在時間が長い。
    ・AI値(注視度=Attention Index)
    テレビ画面に人の顔が向いているかを示す。数値が高いほど、画面を注視した人数が多く、注視秒数が長い。
  • データの収集方法
    関東800世帯の一般視聴者宅に人体認識アルゴリズムを組み込んだセンサーを設置し、顔認証システムを用いてテレビの前に人がいるか、視聴者の表情、番組のどこで画面に注目したかといった視聴態勢を判断・計測しています。2015年6月より計測スタートし、2019年1月現在、地上波6局7チャンネルの全番組について、毎秒レベルで視聴質の計測を行っています。
  • 注釈
    ・本データは、毎分ごとの視聴質を計測したものです。
    ・小数点3位以下は四捨五入しています。
    ・歌手別視聴質ランキングでは、歌唱シーンの視聴質を抽出。複数曲の場合は平均値を算出しています。
    ・同時間帯番組視聴質ランキングは、2018年12月31日にNHK紅白歌合戦と同時間帯内に放送された30分以上の番組を抽出しています。
    ・本文中の敬称略。

 

TVISIONでは毎月、視聴質に関するニュースを様々な角度から発信していきますので、次回もご期待下さい。

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