要点
  • 集計対象CMは、日焼け止めカテゴリー(TVISION独自の分類)に存在する全CM(TIME+SPOT)で、集計期間は2019年1月1日~2019年12月31日
  • 個人全体でロート製薬の『スキンアクア』が1位という結果に
  • 女性全体でも、『スキンアクア』が1位という結果に

2020/5/22掲載

 
TVISION INSIGHTS (以下TVISION)では、独自に計測した視聴質データを基に、視聴者がどのようなCMを注視していたかを分析しています。

今回は、いよいよ夏が近づき肌の日焼けが気になる季節ということで、「ブランド別 2019年CM視聴質ランキング(日焼け止め)」を作成いたしました。

このランキングは、VI値(滞在度)とAI値(注視度)をかけあわせた「VI値×AI値」の高い順に順位づけしています。これは専念視聴度合いを示す指標であり、数値が高いほどそのCMがより注視されていることを示します。

 
2019年に放送された日焼け止めカテゴリーのCMで、個人全体・女性全体で共に最もよく見られていたのは、ロート製薬の『スキンアクア』でした。また、女性全体で1位と7位のコーセーコスメポートの『サンカット』には、19%の差があることがわかりました。


 
<視聴質コンサルタントによる考察>
ロート製薬の『スキンアクア』のスコアがトップであった要因としては、タイム・スポット共に個人がテレビの前にいて、かつ、よく見られる番組や時間帯に多く出稿できていたことが挙げられます。

加えて、テレビの前に人も少なくあまり見られない番組・時間帯の出稿を避けることができていた、ということも要因の1つと考えられます。また、『スキンアクア』のCMは、1つの素材を夏の前の期間に何度かに分けて出稿していました。最初の期間で出稿量を多めにすることにより視聴者にインパクトを与え、その後出稿量をコントロールすることでCMに対してのを新鮮さを失わないようにしたことで、注視を得られたとも考えられます。

さらにクリエイティブ面では、「日焼け止めなのにちゃっかり〇〇アップ!」というフレーズを2度繰り返して、畳みかけて商品特徴を説明しているところで、F1やF2の注視をアップさせることに成功していました。

 

■データについて

・VI値 (滞在度=Viewability Index)
テレビが点いている際に、どれくらいTVの前に滞在しているかの度合いを示しています。数値が高いほど、テレビの前の滞在人数が多く、滞在時間が長いことを表します。

・AI値 (注視度=Attention Index)
テレビの前に人が滞在している際に、どれくらいテレビ画面に人の顔が向いているかの度合いを示しています。数値が高いほど、画面を注視した人数が多く、注視秒数が長いことを表します。

・VI値×AI値 (専念視聴度) →本分析対象
テレビが点いている際に、どれくらいテレビ画面に人の顔が向いているかの度合いを示しています。
※VI値、AI値ともに、2016年4月から2016年9月の半年間における、放送局 (NHK/ETV/NTV/TBS/EX/TX/CX) の平均値を1.00としています。

・GRP
TVISION推定のものを使用しています。また、CMが放送された時点のTVオン率をベースに集計しています。

 
■データの収集方法
一般視聴者宅に人体認識アルゴリズムを組み込んだセンサーを設置し、顔認証システムを用いてテレビの前に人がいるか、番組のどこで画面に注目したかといった視聴態勢を判断・計測しています。2015年6月より計測スタートし、2020年5月現在、地上波関東6局7チャンネル、地上波関西6局7チャンネル、MXテレビ2チャンネル、BS8局9チャンネルの全番組について、毎秒レベルで視聴質の計測を行っています。

 

  • ■注釈
    ・集計期間は2019年1月1日~2019年12月31日です。
    ・期間内に500GRP以上放送されたブランドの、全投下時点のVI値×AI値でランキング化しています。
    ・集計対象CMは、集計期間内の日焼け止めカテゴリー(TVISION独自の分類)に存在するCM(タイム+スポット)です。
    ・タイム/スポットの区分は、エム・データ社のメタデータに準拠しています。
    ・小数点3位以下は四捨五入しています。
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